ぐるりのこと。

俺の日記とリリックノート

天津飯

最近仲のいい女の家に泊まった。

その女は根暗で、好きなアーティストが僕と一緒だ。会社の飲み会でカラオケを歌っていた時に「このアーティスト知ってる人に初めて会った!」といつになく幸せそうに語った。

彼女は高卒で社会人経験が長いため、同期(同い年)っていうものが好きなのだ。
先輩や後輩3人と根暗な2人の計5人で飲んでいた。
お酒が強くないのに、なまじ可愛いからか、よく飲まされている。
久しぶりに同期と飲んで気分が良くなったのか、「うちでもう少し飲もうよ」と耳打ちをされて泊まっていくことになったのだ。

市街からタクシーで近所のコンビニまで向かった。
缶チューハイやらを数本買って彼女の家へと向かう。
缶チューハイを買うなんて俺も浮かれてる。

彼女の家は二階建ての賃貸で、壁には花のシールなどが貼られていて小綺麗に片付いていた。久しぶりにソファに腰掛けて、録画していた番組を垂れ流しながら朝まで飲んだ。気づいたらソファで寝ていた。

翌朝、目を覚ますと「ご飯作るけど食べてく?」って言ってご飯を作ってくれた。
久しぶりの人が作った料理は、決していつも行くようなお店ほどではないが、とても美味しかった。
調味料とかじゃない美味しさって言うのは久しぶりだなって思ってた。

一緒にテレビを見ていると「〇〇君ってよく喋るんだね」と彼女は言った。
根暗は酒を飲まないと喋らないと思っていたらしい。

帰りは近くのコンビニまで車で送ってくれた。
雨の中、買いたての車の中には例のアーティストが流れていた。
「そのマッチを1本擦るたびに」なんて歌った

地方の生活の色気っていうものを少し感じた。
献身的でちょっと病的なあの子。
今度はあなたの彼氏とラップの話でもできたらって思ってる。
これからもよろしくね